前回に続き、マネックス証券主催の「米国株月次オンラインセミナー(9月)」での広瀬隆雄氏の講演内容を紹介する。
・前回の紹介記事
セミナーで広瀬氏が、米国企業でバリエーション安い推奨5銘柄の内、今回はゼネラルモーターズ<NYSE: GM>。
ゼネラルモーターズは、かつて世界最大の自動車会社。2014年にメアリー・バーラという新しいCEOが着任した。
推奨理由1. 経営者による改革実行
そして、世界の工場を閉じ、ブランドも絞りこみ、商品も売れるものだけに。
インド、オーストラリア(歴史ある拠点)から撤退し、生産拠点を25か国から9か国。
利益確保のため、シェア11.5%から8.5%に下がった。ディーラー網や従業員の雇用も整理し、ピックアップトラックなど得意な車種で生まれ変わろうとしている。
メアリー・バーラ氏は18才で工場に就職した。父親も生涯勤めた。
大学はGeneral Motors Institute(現ケタリング大学)、その後スタンフォードで工学と経営学の修士も取得した。
推奨理由2. 非常にバリエーションが低い銘柄。
・最近のニュース
最近EVトラックのニコラという会社の株式11%を取得発表。直後にニコラに対して、Short sellerのヒンデンブルク社が批判的なレポートを公表。CEO辞任した。
GMの技術でピックアップを作る。ニコラから借りたのはEVやるというストーリー。
それは過去にEVのシボレーボルトを作ったが、社内の反発でうまくいかなかった。内燃機関から電気自動車にシフトすると、搭載部品数の大幅削減で社内失業が恐れられた。