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定点観測 7月27日の週の投資部門別取引状況、日米中の主要株価指数推移

 

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2020年7月27日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。

 

統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

  

7月27日の週は、日経平均株価が7月27日始値の22,495円から7月31日終値の21,710円と785円下落し、TOPIXも7月27日始値の1556ポイントから7月31日終値の1496ポイントと60ポイント下落。

また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは7月27日始値の10421ポイントから7月31日終値の10745ポイントと324ポイント上昇し、上海総合指数は7月27日始値の3210ポイントから7月31日終値の3310ポイントと100ポイント上昇。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は4,624億円の2週ぶりの売り越し。一方、個人投資家は2831億円の2週ぶりの買い越し。GPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は282億円の2週ぶりの買い越し。

 

また現物株と先物合計の売買状況は外国人投資家は7,262億円の4週ぶりの売り越し。一方、個人投資家は4,168億円の3週ぶりの買い越し、信託銀行は105億円の2週ぶりの買い越し。

 

7月27日の週は、コロナウイルス感染急拡大や企業の相次ぐ決算不調と、為替の円高進行により、日経平均株価は3週ぶりに大幅下落。

現物株および先物との合計で外国人投資家が揃って売り越した。

来週以降も投資家動向や資金の動きをウオッチする。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、7月第4週目が7月27日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ