一昨年、投資実行を紹介した楽天の株主総会召集通知を受けたため、コロナの影響がある中、総会に参加したのでその様子を複数回に分けてお伝えする。
・投資実行の記事
株主総会の場所は品川のグランドプリンスホテルで開催された。
・楽天IRページ
総会の開始時間は平日10時からだったが、会場は株主がまばらだった。
例年は700名程度が参加しているそうだが、アイデア投資家の目視確認だと100名程度に留まっており、参加者同士の間隔も数メートルと余裕のある状態だった。
議決を諮る議案は4つあり、その概要説明の後、株主による質問が行われた。
第1号議案 定款一部変更の件
第2号議案 取締役7名選任の件 取締役として、三木谷浩史、穂坂雅之、Charles B. Baxter、久夛良木健、Sarah J.M. Whitley、御立尚資及び村井純を選任する。
第3号議案 監査役2名選任の件監査役として、山口勝之、西川義明を選任する。
第4号議案 取締役の報酬等の内容改定の件(ストックオプションの付与)
以降は質疑応答の内容を順を追って紹介する。
<社外取締役関連の質問>
・久夛良木健氏は楽天の取締役会でどんな役割やアドバイスしているのか?
(参考)質問者は久夛良木氏のファンとのこと。※久夛良木氏はソニーのプレイステーションの産みの親。
→(久夛良木氏の回答) 楽天取締役会では、主に2つの分野でアドバイスをしている。
1つが楽天の手掛けるeコマースやFintech事業に関連したAIを使ったビジネス。
もう1つが、エンタメ事業で、楽天はNBAのコンテンツ配信を始めとしたエンタメの取り組みを行っており、そこへの自らの知見を元にアドバイスしている。
・取締役に外国人2人(チャールズ B. バクスター氏、サラ J. M. ウイットリー氏)いるが、普段取締役のコミュニケーションはどう行っているか。
(参考)楽天 役員紹介ページ
→(三木谷氏の回答) 取締役会のメンバーはみなバイリンガルなので、英語で行っている。議事録は英語と日本語で残している。