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定点観測 2月17日の週の投資部門別取引状況、日米中の主要株価指数推移

 

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2020年2月17日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。

 

統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

  

2月17日の週は、日経平均株価が2月17日始値の23,489円から2月21日終値の23,386円と103円下落し、TOPIXも2月17日始値の1688ポイントから2月21日終値の1674ポイントと14ポイント下落。

また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは2月18日始値の9679ポイントから2月21日終値の9576ポイントと103ポイント下落し、上海総合指数は2月17日始値の2924ポイントから2月21日終値の3039ポイントと115ポイント上昇。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は353億円の3週連続の売り越し、一方、個人投資家は973億円の2週連続の買い越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は1,385億円の11週連続の売り越し。

 

また現物株と先物合計の売買状況は、外国人投資家が2,462億円の2週連続の売り越し。

 

2月17日の週は、新型肺炎の感染者が急増したと伝わり、問題収束に時間がかかる見方と、企業業績への影響が懸念から売りが優勢だった来週以降も新型肺炎コロナウイルスの影響を、株式市場の外国人投資家動向と共にウオッチする。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 2月第3週目が2月17日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ