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(参加レポート) 最高運用責任者 堀古英司氏講演 楽天証券新春講演会 Part 2

 

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前回に続き、楽天証券主催新春講演会2020でホリコ・キャピタル・マネジメント最高運用責任者 堀古氏による講演の様子をお伝えする。

  

・前回の記事

 

 

株式価値
株式価値は、CF/金利+プレミアム-名目成長率=株式価値で表せる。
現在分かっている金利や名目成長率を入れてみて、プレミアムが2.2%以下だとすると価値は無限大になる状況。

10ドル/1.8%+ <2.2% -4%=無限大


つまり、成長率に対して、金利が低いと景気が過熱しやすい。
金利と企業の成長率のバランス次第で、株式価値は変わる。低金利続けば価値が高まりやすい。

 

・堀古氏の会社は、20年間ウオール街で生き残ってきた。

市場で生き残るポイントを3つ説明された。


1. トレンドに逆らうな
昨年米国ではパッシブ投資であるETFへの投資金額が、アクティブ投資のファンドを上回った。一例として米国と日本の成長余地を見たときに、経済成長率が違う。

またセクター選択も重要。過去10年でパフォーマンス良いのはテクノロジーと一般消費財。悪いのはエネルギー、通信だった。

 

2. サイクルを捉えよ
米国で2019年2番目に売れたETFは、EDGE MSCI MIN VOL(USMV)とのこと。

(参考記事) USMV

www.bloomberg.co.jp

 

これは株価変動が少ない企業を集めたETF。ちなみに1番はS&P500に連動したETF。

マネー・マーケット・ファンドに待機資金が過去最高に積み上がっている。
S&P500の株価収益倍率の推移で大きな波で上下変動している。

 

3. 溜まったエネルギーの力は大きい。
S&P500は2018年~2019年後半までボックス圏抜けなかったが、19年10月頃から上に抜けたようだ。