今週末楽天証券主催の「新春講演会2020」に参加したので、その様子をお伝えする。
・新春講演会2020
まずお伝えするのがファンドマネージャー 石原氏による切れ味鋭い講演。
テーマは2020年の相場見通し。
・石原氏プロフィール、連載記事
1. 為替と株価の動きに季節性(シーズナリティ)がある
ニュージーランドドルは毎年5月と8月に大きく振れる傾向。そこでドルを売り、12月にドル買う事で儲けられる可能性がある。
(参考記事) ニュージーランドドルのシーズナリーサイクル(過去20年)
株価も同様の季節性があり、ダウ指数は1月2月に下値を買う事で、それ以降の株価上昇に乗ることができる。但し、2020年は米国大統領選は、通常の年よりダウ指数のパフォーマンスが悪いことは認識すべき。
(参考記事) 大統領選挙年のNYダウのシーズナリーチャート
これら季節性は、ラリーウィリアムズ氏とハーシュ兄弟が長年研究しているとのこと。
(参考記事) ラリー・ウィリアムズ氏
(参考記事) ハーシュ兄弟の研究成果 書籍「アノマリー投資」
2. 恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は使える
CNNが公表している指数で、市場心理を知る目安になる。
2020年1月10日時点の指数はMax 100(強気Max)に対し、91と非常な強気(Extreme Greed)となっている。
(参考記事) 恐怖と欲望指数
またウオーレン・バフェット氏は現金比率を積み上げている。
バフェットから学べることは、株価暴落時に買えるかどうか。
(参考記事) S&P500とバフェットの現金ポジションの推移