今月読んだトウシル(楽天証券)の米国銘柄AT&T<NYSE: T>に関する投資機会とリスクに関する記事が興味深かったので紹介する。
・トウシルのAdobe<NASDAQ: ADBE>に関する記事
AT&Tは高配当銘柄で知られているが、7月18日終値ベースで配当利回り6.1%と高く、配当金狙いの方には興味があるだろう。実際には、確定申告しないと米国と日本でそれぞれ配当金の税額が取られてしまうが。
・外国上場株式:株式の税金
まずAT&TのPERが同業他社より低い(ベライゾン 12倍、Tモバイル 19倍)、過去より低くなった(2016年12月期 PER 19倍 vs 2019年12月期 9倍)要因を分析している。
要因としては下記2つとのこと。
・主要事業の通信キャリア間の競争激しく、衛星放送サービスも他業態との競争激化
・上記打開策として買収したタイム・ワーナーのコスト負担重い
続いて、AT&Tの財務分析として、純借入金とEBITDA、四半期の借入金、フリーキャッシュフローの推移を確認し、債務返済に取り組みながらも、高水準の配当続く可能性を指摘している。
リスクについては、長期的なシェア低下や買収先事業の低迷を挙げている。
加入者数減少やサービス単価下落による通信事業の不調や買収先事業不調が続けば、株価押し下げ要因になる。