一昨日に続いて、Rizapグループの株主総会の質疑応答と、質疑応答中に行われた動議の内容をお伝えする。今回で質疑応答の紹介は最終回。
・前回記事
<質疑応答>
・社内ガバナンスに関して質問がある。Rizapグループへの投資のきっかけは構造改革に取り組み、周囲に耳を傾け実行するところを見て、投資を決めた。
(今回退任する)取締役の松本氏から指摘が入るまで、なぜ気づけなかったのか、手を打てなかったのか。また逆に今まで火を吹いた状況に手を打てなかったのか。社内の声がでなかったのか。松本さんは退任後は、どのように対応するのか?
→経営状況が変わってきた。昨年2月ワンダーコーポを買収した、昨年12月ジャパンゲートウェイなど、規模の大きい会社を買収したのは前期に買収した。
それらの会社の業績悪化が顕著に出てきたので、取締役の松本氏の意見を尊重しながら、ガバナンス強化で、今回の株主総会で代表取締役社長以外は社外取締役にすることとした。
社外取締役にする理由は、イエスマンが増える、同質化してくる。空気を読まない、自身の見地から率直に意見できるような多様性確保の仕組みが必要と実感した。
(参考)
・動議と質問がある。
動議は第三号議案に関して、松本取締役を引き続き選任頂きたい。
質問は松本取締役はなぜ1年で退任するのか。道半ばではないか。松本取締役は他のメディアでは回答しているが、取締役として回答頂きたい。
昨年のパネルディスカッションでは、取締役をやった会社の株価は10倍にしたようなニュアンスがあった。何かの軋轢があったのではないか?松本氏と瀬戸氏に伺いたい。
ボディメイクをやっている話だったので、他の例として、SoftBankグループの社外取締役柳井氏がいて、取締役会で意見を主張するような存在がいる。
株主召集通知の内容から取締役候補を3名以上は増やせない。候補者として松本氏を追加する。原案と一括で採決する。