定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、10月1日の週のデータを確認する。
また今回の更新でブログ開始後300日目の更新となり、いつもご愛読ありがとうございます。
10月後半から、従来の毎日更新ペース&米国株中心の記事作成していきますので、引き続きお願いします。
この統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。
10月1日の週は、日経平均株価が10月1日始値の24,173円から10月5日終値の23,783円と390円の下落、TOPIXが10月1日始値の1814ポイントから10月5日終値の1792ポイントと22ポイントの上昇だった。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は5,757億円の4週連続の買い越し、一方、個人投資家は210億円の4週連続の売り越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は1,505円の2週連続の売り越し。
また現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が4,387億円の4週連続の買い越し、 個人投資家は952億円の2週ぶりの買い越し、信託銀行は1,672億円の2週ぶりの売り越しだった。
10月に入っても、1週目は現物株及び現物株・先物合計での外国人投資家が引き続き買い越したが、日経平均は下落した。
また一昨日下記記事で報告した通り米国株式市場での暴落をきっかけに日本株式市場も調整局面に入っており、次週の統計データでは外国人投資家による大幅な売り越しが見込まれるので、改めて報告する。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 10月第1週目が10月1日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。
(10/24追記)あと、本ブログで株ラウンジというオフ会イベントを11/4@仙台を企画しているので、その紹介をさせていただく。