米国投資メディアBarronsの8月6日号特集"投資戦略 世界経済の減速を見据え、景気変動に敏感な銘柄を回避"で、中小企業の M&A仲介大手日本M&Aセンター<2127>が注目銘柄として、別特集で取り上げられたコスモス薬品と並んで、日本企業では資生堂以来取り上げられたので紹介する。コスモス薬品は、次回記事で取り上げる予定。
なお、本特集で取り上げられた企業は、日本M&Aセンター以外だとイスラエルのハポアリム銀行(POLI.イスラエル、米国ADRはBKHYY)、フランスの製薬大手サノフィ(SAN.フランス)、イタリアの製薬会社レコルダティ(REC.イタリア)。
日本M&Aセンター以外は日本から投資がしにくい銘柄。
・Barronsの紹介記事
・Barronsに前回取り上げられた資生堂
・投資戦略 世界経済の減速を見据え、景気変動に敏感な銘柄を回避
コロンビア・オーバーシーズ・バリュー・ファンドによれば、ベンチマーク(この場合MSCI EAFE バリュー指数)上回るには、ベンチマークと異なる方法で投資すればよい。
このバリュー指数は、シクリカル銘柄の組入比率が高く、ベンチマークの偏りに懸念している。なぜなら、世界経済が減速に向かっていると考えているため。
シクリカルは、資本財、素材、エネルギー、金融など景気敏感なセクターを指す。
シクリカルな比率をを削減する方法として、日本で中小企業の M&A(合併・買収)の仲介を手掛ける日本M&Aセンターが候補に上がる。
選考する理由として同ファンドは、日本で後継者未定の黒字企業は約12万社に上り、業界最大手として年間300 件ほどの取引を手掛ける。
この取引件数と12 万社の市場規模を考えると、成長ポテンシャルは 非常に大きい。
また国内事業を中心としているため、今ホットな貿易戦争の影響を受けない。
直近で日本M&Aセンターの株価はストップ安も伴い下落基調にあり、アイデア投資家では投資検討している。ストップ安の主要因は、第1四半期決算で、営業利益が25.8億円と前年同期比28.7%の減益となったため。