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楽天証券の投資イベント ホリコキャピタルCEO 堀古英司さんの講演 米国株式編

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昨日に続いて、今月中旬に楽天証券企画の投資イベント@大阪に参加したので、その模様をお伝えする。

www.investor-2018.com

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楽天証券 投資イベント 午後のプログラム

第一部”進化した私の投資スタイル” 優待投資家 桐谷広人さんとタレント 杉原杏璃さん登壇。

第二部”習近平の中国は何処に向かうのか” コラムニスト 加藤嘉一さん登壇。

第三部”2018年後半に向けての米国経済 株式相場の見通し” ホリコキャピタルCEO 堀古英司さん登壇。

 

今回は第三部の堀古英司さんの株式に関する講演を紹介する。(前回は為替編)

堀古さんの公式ホームページはこちら。

plaza.rakuten.co.jp

 

<株式>

米国株式市場の平均PERは19.5倍で現在は20を少し超えた所だが、減税や堅調な業績を考慮すると19年末はPER15.5になると予想。

 

また株価にも影響を与える米国政治は、オバマとトランプの支持率の差は、就任当初は差があったが、1年半経過時点で比べると均衡している。税制改革を昨年末に30年ぶりに行い、トランプの支持率向上。

11月の中間選挙は、現在は上下院共に共和党が過半を占めるが、上院は改選が多いのは現在の民主党議席なので共和党が議席を増やし、下院は現在共和党が多いが6月時点63%の確率で民主党が過半数とるという予想。
→株式市場的には上下院ねじれている方が好材料。政権が好き勝手できなくなる。

 

10年国債から3年国債の利回りを引いたものとS&Pの相関を見ると、利回りの差がマイナスになると株価S&Pが下がる。

ポイントは、長期と短期の金利差が逆転してからも、すぐには株価は下落せず、しばらくして下落始まる。理由は、銀行が世の中に資金供給できなくなり、景気が悪くなるが、短期金利上昇は景気が良い時なので、すぐには景気悪化しないから。

 

現在の注目セクターの1つは、金融株 

18年6月のストレステスト後の株主還元が充実している。

各社の配当利回りと、自社株買いも考慮した利回りを並べると以下の通り。

会社名     配当利回り、配当利回り(自社株買い含む)

JPモルガン     3.0%、5.8%
BoA         2.1%、7.1%
ウェルズファーゴ  3.2%、9.4%
シティ       2.7%、10.3%

 

もう1つの注目は、サブスクリプションモデルを持つ企業。1回買いきりではなく定額利用料モデルが良い。
昨年から今年にかけてホリコキャピタルは、チポトレ<CMG>を300ドル程度で買って、現在450ドルに上昇し、50%ほど含み益が出ている。
チポトレはメキシコ料理店チェーンで、味が独特で堀古さんもリピーター。産地の無農薬野菜を使っていたが食中毒が起きて株価が下落。ここで購入を検討。

 

別の個別株として、Adobe<ADBE>を典型的なサブスクリプションとして紹介。
もう株価上昇がかなり進行した銘柄なので、今後の期待はマイクロソフト<MSFT>。

ウェブサイトにWindows Officeのサポート終了期間の掲載があり、期間が終わると、サブスクリプションに完全移行。企業向けは移行済み。

Adobeと違って変化のスピードは遅いが、対象となるビジネス市場規模が大きい。

 

Windows Officeのサポート終了期間
Windows Office 2007→終了
Windows Office 2010→2020年
Windows Office 2013→2023年
Windows Office 2016→2026年

Office にはサポート期限があります! 2017年10月10日(火)、Office 2007 の 延長サポートが終了します。余裕をもったご準備を。