日経マネー6月号の特集”10倍株で儲けよう 中小型株でガンガン稼ぐ“で
特集のPart2"上昇期待のIPO株、発掘のコツ"で、今年IPOが絶好調だがその上昇気流を捉える銘柄発掘のコツに関する記事があり、紹介する。
IPOのプロ4人に聞くという形式で、各々の注目銘柄やIPO市場の見方を紹介しており、今回はその内の2人の意見を取り上げる
・IPOのプロ1人目
松井証券シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎氏
<注目銘柄>
・ 神戸天然物化学<マザーズ6568>
有機化合物の受託研究、受託製造・分離精製および技術開発を手掛ける
顧客の研究開発支援から量産まで一貫して手掛ける点に強みがある。
<IPO市場の見方>
2018年のIPO市場は?
大物案件は今後も出にくい:
ベンチャーキャピタルやファンドが抱える案件は出尽くし感。大型案件はメルカリ程度か。
特に東証2部上場案件や低PER銘柄はセカンダリー投資の妙味あり。
上場後セカンダリー投資の場合、有望企業は3ヶ月以内で上昇する傾向:
個人の投資意欲が以前旺盛。
AI関連は引き続き人気:
4月上場のHEROZのように上昇期待は強い。
・IPOのプロ2人目
FISCO株式アナリスト 小林大純氏
・執筆記事一例
<注目銘柄>
・ RPAホールディング<マザーズ6572>
事務作業代行ソフトを手掛けるロボットアウトソーシング事業とアドネットワーク事業が主力。金融機関や製造業の省人化需要を取り組む期待が大きい。
<IPO市場の見方>
IPO初値好調が続く3つの理由。
機関投資家の資金流入:
円高・米国利上げなど大型株を手掛けにくいなか、手堅く勝てるIPOに。
特に東証2部上場案件や低PER銘柄はセカンダリー投資の妙味あり。
個人の買い意欲の強さ:
投資余力のある個人がIPO初値狙いに向かう。
超大型案件の堅調さ:
直近の初値好調、公開価格割れ企業もその後上昇し、期待感が強い。