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定点観測 5月21日の週の投資部門別取引状況(現物株+先物合計)

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、5月22日の週のデータを確認する。

 

この統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新されていて、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解した上で、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

  

5月21日の週は、日経平均株価が5月21日始値の22,937円から25日終値の22,450円と僅か487円の下落だった。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は3,404億円の3週連続の売り越しだった。

一方、個人投資家は1,452億円の9週ぶりの買い越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は403億円の2週ぶりの売り越し。

  

また、現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が1,301億円の8週ぶりの売り越し、 個人投資家は2,219億円の9週ぶり買い越し、信託銀行は1,277億円の5週連続売り越しだった。

 

今週は、2か月ぶりに個人投資家が現物株と、現物株と先物合計の売買で買い越したものの、外国人投資家が現物株と先物合計の売買で売り越しとなり、買いと売りのプレイヤーが入れ替わる週となった。夏に向けてもこの傾向が続くのかウオッチしていきたい。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表しており、横軸が各週を示しており、 5月第4週目が5月21日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ