日経マネー6月号の特別付録”投資成果が上がる黄金情報収集術“で”プロ&億万投資家に学ぶ”という記事があり、今回はプロ投資家の情報収集術をピックアップ。
株式投資を始めたは良いが、どんな企業を投資先として選定し、どの様に情報収集しながら投資判断をしていけば良いか、お悩みの方もいらっしゃるだろう。
そんな方には、今回紹介するプロ投資家と次回紹介予定の億万投資家の実践スタイルから、学べる内容はあるのではないだろうかと思い、紹介していく。
<1人目 コモンズ投信社長兼CIO 伊井哲朗さん>
投資スタンス「長期投資で共感できる企業を選ぶ」
共感できる企業を探す3ステップ
ステップ1:普段の生活に関わりがあり、調子の良さそうな企業に注目
ステップ2:配当金の推移が安定している、増加傾向の企業に絞り込み
ステップ3:ホームページをチェック。社長動画やCSRリポートを見る
例えば、季節ごとにユニクロで買い物していて、店舗での買い物客の多さや売れ行きを見て調子が良さそうと思ったら、それを上記ステップに当てはめて調べると良い。
まずステップ1で、ユニクロの親会社で東証1部上場のファーストリテイリング<9983>に注目する。
次に、下記リンク先にある"主要財務指標"の"損益計算書 テーブル欄"にある"一株配当(円)"で配当金の推移が確認できる。ファーストリテイリングは過去3年順調に増やしていると言える。
さらにファーストリテイリングのホームページには、社長動画やCSRリポートもあるので、興味のある方はこれらを見て投資に値する企業かどうか見る目を養うのはどうだろうか。
・社長動画@2018年8月期第2四半期 決算説明会
・サステナビリティレポート(=CSRリポート)
<2人目 レオス・キャピタルワークス社長兼CIO 藤野英人さん>
投資スタンス「街を歩き、消費現場の今を感じる」
現場を感じてみよう 3つのアクション
アクション1:毎月家電量販店の地下から最上階まで見て回る
アクション2:景気ウォッチャー調査のコメント欄を毎月観察
アクション3:SNSをフォローし、世の中の流れを大きくつかむ
※観察の心構えとして、自分目線より多くの人がどう思うかを考え、
足を使って関心事を増やし、物事を複合的&立体的に見る
・景気ウォッチャー調査