2018年4月号の日経マネーの特別付録で、目標株価の作り方が15ページに渡り紹介されている。
その中でも企業研究に役立てる主な情報ツールを、3カテゴリーの概要を紹介する。
1. 銘柄発掘
・IRイベント
取引所や証券会社が主催のIRフェアや個別企業のIRセミナーに
参加して質問することで企業研究に役立てる。
先日こちらの記事で紹介した投資戦略フェアがこれに該当する。
・個人投資家のブログやTwitter
銘柄発掘のヒントにする。真似はしつつも自分なりの分析も忘れず。
・決算短信のチェック
ウオッチリスト等に入れた企業の決算で、変化点をチェックし、投資判断に役立てる。
企業のカバー範囲は限定的だが、SBI証券の決算発表書き起こしレポートもお勧め。
2. 業績や財務内容チェック
・会社四季報
事業の特性や財務情報などを、短時間で分かるように、サマリーされている。
各オンライン証券会社の個別銘柄のページで、大体見れるようになっている。
個人的に銘柄選びで重用しているのは、下記書籍である。
有望な企業を3つのレベルに分けて、500社を紹介。
四半期に一度発行されており、直近では3月号が最新。
・財務分析サイト Valuation Matrix
財務三表をのトレンドをビジュアルで分かりやすく捉えられる。
とてもお勧めのサイトであり、別途投資サービスの紹介記事作成予定。
無料会員で受けられるサービスも充実。
・マネックス銘柄スカウター
当ブログ記事でも過去紹介したマネックス証券の投資サービス。
損益計算書と貸借対照表を、四半期業績やセグメント内訳などに分けて分析できる。
3. 経営者・企業の様子を観察
・企業のホームページ
経営理念や成長戦略が共感できるものか、社長のメッセージに独自性があるかなどに注目。
企業ホームページに経営者の写真有無で、株価に影響が出ている言う記事もあり、注目ポイント。
<以下、記事を一部引用>
>株式時価総額が100億~1000億円の中小型株を対象に、2012年末から17年3月末までの株価の動きを調べたところ、興味深い結果が出た。
>社長の顔写真をサイトに掲載していない企業の株価パフォーマンスの悪さが目立ち、そうした企業群の単純平均は全体より14%以上も相対的に値下がりしていた。
>逆に役員の顔写真を出している企業の株価は値動きがよく、平均を70%強上回った。
・社員による会社評価 Vorkers
就職・転職状況の口コミなどから、従業員からの評判やブラック企業かどうかの確認に役立てる。転職者なら一度は使ったことがあるサービス。