2018年4月号の日経マネーの巻頭特集で、相場の主役が分かる 強い株2.0という特集が組まれている。
トレンドの動向と関連銘柄がピックアップされている。キーワードとしては総勢30あり、今回はPART 2に出てくるキーワード3つを紹介する。過去二回の記事は下記参照。
1. キャッシュレスエコノミー
既に北欧や中国では決済の半分以上がスマホ等でのキャッシュレス決済。
分野は、インバウンド・無人レジ、電子マネー・スマホ決済、フィンテックの3つに大きく分かれる。スマホで買い物、現金不要になる。
・日本ユニシス<東証一部 8056>
子会社キャナルペイメントサービスが、日本の小売店で中国のスマホ決済サービス アリペイが使えるサービスを展開。導入支援最大手として加盟店数のシェアは50%。
2. バイオエコノミー
生物由来の材料を工業や農業に転用する経済。
バイオエコノミー市場は、工業関連39%、農業関連36%、健康25%で構成。
領域は医薬・農業からものづくりにも。
・免疫生物研究所<東証ジャスダック 4570>
遺伝子組み換えのカイコから試薬やコラーゲンを製造している。
医療品原料への手用が期待される。
3. クリスパー・キャスナイン/Crispa Cas9
ゲノム編集は、遺伝子操作で難病治療や動植物の品種改良への応用が期待される。世界の企業が開発を進める。
クリスパー・キャスナインは第三世代の技術と呼ばれ、従来技術に比べ安価で簡便にできるから。
・コスモ・バイオ<東証ジャスダック 3386>
研究試薬や超音波細胞破砕装置などの機器を扱う。
・トランスジェニック<東証マザーズ 2342>
マウスを使って、疾患と関連する遺伝子を探索する遺伝子解析を行う。
・タカラバイオ<東証1部 4974>
研究用試薬や健康食品が収益の柱。ガンのワクチンや免疫治療の研究開発を手掛ける。