昨年11月に紹介したマネックス証券の銘柄カウンター。
1月24日に大幅進化した銘柄カウンターがリリースされた。
進化したポイントの中から、投資活動に即効役立つ機能を3つ紹介する。
1. セグメント業績推移
大企業や複数の事業を展開する企業の売上や利益の推移を、セグメントに分けてみるのは従来手間だったが、マネックスの銘柄カウンターを使えば、ワンクリックでビジュアルでみれるのがポイント。
このブログで保有銘柄として以前紹介したリクルートやエスペックの過去5年の業績をグラフでみれる。ただ、ソニーやソフトバンクは複数事業を手掛けているが、直近でセグメントを変更したせいか、単年度しか表示されず、任天堂やキーエンスは単一セグメントの為、表示されなかった。
2. アナリストの予想変化
各証券会社のアナリストの業績予想や目標株価変更がまとめてみれる。その中で注目したい、投資活動に役立ちそうなのが、上方修正が多かった銘柄、下方修正が多かった銘柄である。これは、一定の期間(1週間、1ヶ月等)にアナリストがその予想をどれぐらい変化させたのかを表しており、上方修正を多くした銘柄はプラスの数値、その逆はマイナスの数値が大きくなる。
例えば、1月24日時点で1ヶ月分の推移をみると、上方修正の最大はユニクロなどを手掛けるファーストリテイリングで+7.6になっている。この数値が大きいと株価上昇につながるかもしれない。一方、下方修正の最大はしまむらの-6.0となっており、株価が変動しやすくなるかもしれない。
・上方修正ベスト5
ファーストリテイリング +7.6
太陽誘電 +4.6
ローム +3.6
TDK +3.5
スズキ +3.2
・下方修正ワースト5
しまむら -6.0
にとり -5.0
アダストリアル -4.0
ホギメディカル -4.0
プレナス -3.1
3. 業績分析ツール充実
企業業績データに、1株当たり利益と1株当たり純資産が追加され、最大10年間の推移を、売上・利益額に加えてみれるようになった。
また四半期業績推移のグラフも従来は時系列に並べるだけだったのが、第一四半期、第二四半期のみ抜き出して比較できるようになった。
これらのデータ充実により、よりスピーディーかつ分かりやすく業績動向の分析がやりやすくなった。
日本株分析ツール「銘柄スカウター」が大幅に進化! | 最新情報 | マネックス証券