以前当ブログで紹介した情報・通信サービスを手掛けるソフトバンク<9984>。
今後の事業規模拡大と成長に期待し、昨年末投資した。その魅力を以下3つ紹介する。
・魅力その1 通信事業の安定した運営
米国通信事業のスプリントが軌道に乗りつつあり、国内の通信事業(ソフトバンクモバイル)と合わせて安定的に営業利益を稼げる状態になりつつある。
下記の2018年第2四半期 決算説明会 記事によると、17年上期の売上高約4.4兆円の内、スプリントが 約1.8兆円と最大で、国内通信事業の約1.5兆円と並び大半を占める。
同期間の営業利益は8,748億円あり、国内通信事業が4,340億円、スプリントが 2,022億円としっかり稼げている。
また、格付機関や投資家が懸念を持つ有利子負債額に関しても、下記リンク先中段の「財務の状況」に純利子負債 4.7兆円に対し、保有株式時価が22.1兆円と借金の5倍あり、安心材料である。
・魅力その2 投資会社として海外の成長企業に投資
よく初期のアリババへの投資とその膨大なリターンで注目を集めるが、米国のITベンチャー企業を中心に大規模な出資を、昨年立ち上げたソフトバンクビジョンファンドと共に実行している。投資先企業の事業が拡大し、将来的に上場した際には、リターンが期待できるだろう。例えばシェアリングエコノミーの代名詞であるタクシー配車Uber(ウーバー)と、その競合であるGrab、 Ola、滴滴出行(Didi)。インドのEコマース企業Flipkart(フリップカート)やSnapdeal(スナップディール)など将来有望な企業が並ぶ。
・魅力その3 子会社ソフトバンクモバイル上場の可能性
有利子負債額の多さに対する懸念に、先に述べた豊富な保有株式に加え、最近ニュースになった子会社のソフトバンクモバイル上場で資金調達ができれば、懸念が緩和するだろう。資金調達額は2兆円に達する可能性があると報じられており、株価上昇につながる可能性がある。