2018年2月11日号日経ヴェリタスの特集”荒天相場を乗りこなせ”で、逆風を銘柄選別の好機にというキャッチコピーと共に、医療、食、ロボ、金利上昇で恩恵という4つの切り口での候補企業の紹介がされている。
今回は第二弾としてロボ、金利上昇で恩恵の2つのアイデアを紹介。前回は医療、食。
次回は、4つの切り口で取り上げられた米国・中国・香港の企業を紹介予定。
・ロボット 人との協働に勝機を狙う企業
1. IDEC<東証一部 6652>
制御機器専業メーカー。17年3月期に海外売上比率は36%。
人と協働するロボット用のレーザスキャナや緊急停止システムの安全パッケージ。
2. セック<東証一部 3741>
モバイル端末向け、防衛分野、ロボットで開発受託。
ロボット動作のシステム基盤となるミドルウェアを開発。
・金利上昇で恩恵 アジア・米国で攻勢をかける企業
1. 東京センチュリー<東証一部 8439>
伊藤忠商事などが母体のみずほ系リース大手。
成長の原動力はM&Aで、2017年12月末で営業資産残高の3割が海外にある。
2017年12月に米国航空リース会社Aviation Capital Groupの株式20%を取得し、
今年1月には東南アジア配車サービス大手Grabへの追加出資も発表している。
2. 三菱UFJ<東証一部 8306>
国内最大の民間金融グループ。
米州・アジアでの事業展開進み、米国ユニオンバンクなど買収した企業が収益を支え、2017年3月期の営業純益の4割は海外事業だった。
2017年12月にはインドネシア大手銀行ダナモンへの出資も決めた。