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米国株 今後50年保有すべき銘柄 Shopify、Vail Resorts、Baidu

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Motleyの記事"3 Growth Stocks Worth Owning for the Next 50 Years"で、今後50年保有すべき銘柄が取り上げられていたので紹介する。

S&P 500企業の平均の存命年数は20年以下である。そこから成長銘柄を見つけ、数十年保有するのは難しい。今日最も支配力のある企業でも、1世代(30~35年)以内にゴミ箱に追いやられる可能性がある。

 

投資家にとって最も良いことは、いくつかの分類で競争優位を持ち、しっかりつかめる銘柄を選ぶことだ。Shopify (NYSE:SHOP), Vail Resorts (NYSE:MTN), Baidu (NASDAQ:BIDU) が50年保有するには良い企業と考えられるので、理由を見ていこう。

 

 

・E-commerceに対応するワンストップショップ - Shopify
Shopifyは、オンラインストアのデザイン、立ち上げ、運営をサポートしている。また、ユーザーの注文プロセス、支払い、出荷、販促キャンペーン企画、顧客との関係構築を促進するエコシステムを提供している。

Shopifyは2004年に設立され、先行者優位を確立した。より規模の小さいライバルであるBigcommerceやMagentoは、スケールやブランド認知度で劣っており、AmazonのプラットフォームWebstoreもポシャり、Shopifyのプロットフォームを、マーケットプレイスに統合している。

現在世界中の50万の商人にサービスを提供しており、2013年の8.4万から大きく上昇した。Shopify共同創業者兼CEOのTobi Lutkeは、100年続くビジネスであり、それらの会社は常にデジタル化に対応する必要があると主張している。。

Shopify需要はブームになっており、売上は2015年に95%、2016年に90%上昇し、ウオールストリートは今年さらに70%上昇すると見ている。また前年は収益性が十分ではなかったが、それはエコシステムを拡張する投資があったためで、今年は調整済み利益は捻り出せると見ている。

株価は過去12ヶ月で160%上昇しており、売上の19倍、 予想利益ベースでPER 425となっている。しかしながら、先行者優位とマーケットでの優れた評判は、e-commerceで次の数十年保持するだろう。

 

 

・ウィンタースポーツにかける - Vail Resorts
50年後の世界がどうなるのか現在予測するのは困難である。しかし、筆者はその先でもコロラドで人々はスキーをしているだろう。
Vail Resortsは、山岳リゾートをコロラドに4つ保有しており、他にいくつかの山岳リゾート、ホテル、ゴルフ場を持っている。

また2015年から9億ドルを買収に投じており、この活動により、収入が2017年は19%成長し、過去5年間で70%。
買収に伴い負債も12.6億ドルになったが、保有資産からキャッシュフローを産み出している。フリーキャッシュフローは2017年に約3億ドルあり、フリーキャッシュフロー比率は16%だった。

Vail Resortsの株価水準は安くはなく、フリーキャッシュフローの29倍、PER 43倍にあるが、もし長期間保有するのであれば、割高水準に投資するアイデアも悪くない。
会社によると、ゲストをハイエンドの休暇旅行者と呼んでおり、それが意味する所は、新規リゾートがなく競争が限られており、不況による波もそこまで悪影響を与えないだろう。実際、金融危機のダウントレンドの時も、十分な利益水準を確保していた。

次の数十年でスキー人口の大幅な落ち込みがなければ、Vail Resortsは長期にわたり、手堅い成長が見込める銘柄だ。

 

 

・まだ始まったばかり Baidu /百度
中国の検索エンジン巨人 百度は、過去10年で目覚ましい成長をしてきており、売上は40倍になり、利益も17%になった。この成長により投資家も7.7倍のリターンを得た。

近年は成長スピードが落ちており、会社にとっての最良の日はまだ来ていない。それは、会社がコア事業の検索ビジネス以外に数十億ドルの先行投資をしており、例えばオンラインと実店舗を繋ぐ分野、人工知能の加速、自動運転などである。
これらの市場は、全て長期的に会社に成長を促進するし、過去の検索エンジンのようになる可能性を秘めている。

例えば自動運転市場であれば、2050年までに年間7兆ドル達する可能性があると、インテルは推定している。
これらの収入の大半は、モビリティサービスによるもので、配車サービスや自動運転のサービスであり、百度のパートナーのShouqiも手掛けている。
運転に関して、将来自動車を保有しなくなり、必要な場所にいけるように呼び出すことになるだろう。

自動運転は、百度が近年賭けている一分野であり、今後数十年で成長スピードが加速する可能性を持っており、これらは会社を長期での成長に導くだろう。